ルイ探し

 日暮れ時、ルイを探して散歩。近くに建築中の家があり、ルイの名前を呼びました。このあたりもルイが来ていた場所。一人の年配の方がいたので思い切って声をかけました。
「猫探してるんですが、見かけませんでしたか?」
「どんな猫だい?」
「オスの白黒のぶちなんですけど」
「「そんな猫いたよ」
「えっ?」ちょっと期待して「どこで見かけたんでしょうか?」
「お寺の横の家あたりかな。俺の娘の家なんだけど、しょっちゅういろんな猫がきてるから、そんな猫もいたかな」
 なんか今一あいまい
「もう一週間も帰ってこなくて、車とかにひかれたのかと、見ては見たんですが」
「猫は案外大丈夫なんだよ。オスならそのうち帰ってくるよ」
「だといいんですけど」
「また見といてやるよ」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
 確かにあの辺りならルイのテリトリー内かもと思い、あの辺りをうろついてるなら、そのうち戻ってくるかも。その夜は少しだけ気持ちが楽になりました。
 翌日お寺の近辺を歩いてみました。お寺の近くの家も外からちょっとのぞかせてもらいました。庭の外に猫の家らしきものもあり、餌のお皿もありました。もしかしてルイはここで餌を貰ってるの? この辺で餌貰って自由にやってるなら、それならそれでいいと思いました。そのうちまた気が向けば戻ってくるだろうと。でも猫の姿は見当たりません。少ししてまた行ってみると、猫が2匹いました。一匹、白黒ではありましたが、でもルイではありませんでした! ルイがこのあたりにいるのなら、例えどうあれ一日の終わりにはきっと戻ってくるはずだと改めて思いました。
 昨日の人がその隣の家から同じ庭の敷地にある隣の家から出てきたので挨拶しました。
「アレはうちの娘が飼ってる猫だから」と言いました。「でも他にもいっぱい来るんだよ。娘も猫が好きでね、餌やってるから」
「こういう猫なんですけど」と携帯の写真を見せました。 
「こんな猫もいたよ。ついさっき合ったばかりだよ。畑を元気に走ってたよ。畑の方に言ってみるかい?」
 その畑はもう何回も探した場所ではありましたが、とりあえず行ってみました。畑の遠くの方に猫がうずくまっていました。
「あの猫じゃないのかい?」
 遠くで良く見えませんでしたが、確かに白黒、白の中に黒がちらほら。模様はルイに似ていました。でも雰囲気的にどうも違うような。近づいて確かめましたが、やっぱりルイではありませんでした!
「ルイじゃないです」
「そうかい? 他にもまだいるから」
「やっぱりこの辺りにはいないかも。本当にどこへ行っちゃったんだか」
「大丈夫だよ」:とその人は言ってくれました。「この時期オス猫は結構とおぱっしりするから。うちの娘も猫が好きでね。結構餌やってるんだよ。餌やるな、って人もいるけどね。この辺は結構餌やってる人がいるんだよ。お寺とかもやってるしね」
 なるほど。それで野良っぽい猫が結構うろついてるのか。やはり餌を貰ってたのか。ルイもそんな感じでした。ルイももともとはこの辺りが活動範囲なのかも。
「うろついてるのはオスばっかりだけどね。メスがほとんどいないから、うるさくなくていいけどね」
 そういえば我が家にか顔を見せるのは確かにオスばっかりでした。
「大丈夫だよ。そのうち帰ってくるよ」
「だといいんですが…」
「ま、早く見つかるといいね。また見といてやるよ」
 よろしくお願いします、と頭を下げ、ひょっとしたらルイが戻ってるかも、かすかな望みを抱いて帰宅したのでしたが…、ルイはあの日以来全く姿を見せません。本当にどこに行ってしまったんでしょう!

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        早く帰ってきて!

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